みなさん、こんにちは。コミュニティスタッフのミドリです。

10月20日（金）、ついに「絆のものがたり〜心と心を結ぶもの」の上映が開始いたしました！すでにご覧いただいたみなさま、掲示板でのご投稿をありがとうございます♪

コミュニティスタッフも、公開初日に、現在東京の上映会場となっている"ヒューマントラストシネマ渋谷"に行ってきましたよ！今回は、その時に行われた舞台挨拶の様子をレポートしますね。^^

（掲示板では当日撮影した画像を掲載しています！ぜひ、こちらからご覧ください）
https://cs.beach.jp/scu/4wll

登壇されたのは、福田浩之監督、松浦祐也さん、箭内夢菜さん、曽根剛監督、工藤綾乃さん、大滝樹さん、犬童一利監督の7名。それぞれが担当されたショートムービーについてお話しくださいました。

司会は江凸崎馬門さんです。

■『変わらない。変われない。それでも、』－これは、ある夫婦の絆の軌跡。
（ニース国際映画祭2023　最優秀外国短編映画作品賞受賞）
この青森が舞台の映画についてお話しをされたのは、福田浩之監督と、俳優の松浦祐也さん。
監督は2018年9月25日に奥様をなくされたそうです。その後、三回忌をむかえた2020年、コロナ禍で何かできることはないかと考えながら奥様と監督の記憶を辿る作品についての企画書を作っていた時、この仕事のお話があったとのこと。

この映画のストーリーは、実際の奥様との会話が元になっていて、後半部分は奥様に言ってほしかった言葉を込めたとおっしゃっていました。

また作品の制作をやめようと思ったこともあったそうですが、俳優の佐藤二朗さんが続けるようにＸ（旧Twitter）にポストしてくださったコメントに多くの拍手がついたため、それを見て続けることを決めたそうです。

それから松浦祐也さんも、監督のこのお話を聞いていたので、作品のセリフは、「一言一句覚えた」とのことでした。「責任感なのかはわかりませんが、監督の想いを大切にしたかった」とおっしゃっていました。

■『宇宙にたった２人』－あれから10年。行けなかった海へ。
この作品については、俳優の箭内夢菜さんがお話しをしてくださいました。
箭内さんは福島が地元。ご出身は郡山市で、この作品の撮影はそこから車で1時間ほどのいわき市で行われました。地元での撮影は、やはり安心感があり、うれしかったそうですよ。^^

「一番印象に残っているセリフは、最後の呪文」とのこと。これからご覧になる方はぜひ楽しみにしていてくださいね！撮影が行われたのは三年ほど前で、箭内さんが20歳の時でした。まだお芝居をはじめられた頃で、素に近い状態でナチュラルに演技ができたとおっしゃっていました。

■『リフレインの鼓動』－おかえり、あなたはわたし。
この作品について教えてくださったのは、曽根剛監督と工藤綾乃さん、そして大滝樹さんです。
過去と未来、夢と現実、様々な空間を行き来するファンタジーですが、ご覧になる方は「何を見せられているの？と思われるかもしれません」、と言うのは曽根剛監督。フタバがいるのはパラレルワールドだけれど、その中でも絆がある...。

監督が一番こだわったのは、作品美術だそうです。特にカフェがお気に入りで、出演された方々も興奮しながらずっと写真を撮っていて、そのテンションのまま撮影に入ることができたとおっしゃっていました。

また、クリスマスの日の撮影の裏話も聞かせていただきました。
作品の舞台は秋田県と岩手県なので、ワンピースを着ているシーンでは何着も重ねて着ていたものの、足が出る部分は重ね着ができないため、ものすごく寒かったそうですよ！

■『この町の』－コロナ禍で気づいた、この町の絆。
最後に、この作品については犬童一利監督が紹介してくださいました。
「コロナ禍だというのに、東京から何十人ものスタッフが来たので、地元の山形の方々は不安だったと思う。ロケ地の選択が難航すると思っていたが、地元の方がロケ地をあげてくださった」とのこと。地元の方々のご協力により完成した作品なのですね。

実家からスナックというシーンでは大雪が降り、あまりの寒さにライトが凍ってしまって撮影が3時間も遅れたそうです。また、撮影の舞台となった地元では、お客様が来た時にお寿司を振る舞うかのように出前のラーメンでもてなすそうで、ラーメン→温泉→スナックというのが、おもてなしの定番ルートだとお話しされていました。この辺りも、映画を見る時に思い出してみてくださいね！

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期間は延長になる可能性もありますが、各館での上映期間は1週間を予定しております。
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（コミュニティスタッフ ミドリ）