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記憶の花

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公開 メンバー数:6人

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  • from: みらいさん

    2024年02月23日 22時22分31秒

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    残り火


    LINEしてみた。
    既読となるも、返事無し。
    だが、予想通りで、しかも全く期待して無かったため、やっぱりな、と言う思いだ。

    彼はホントに2人の未来を終わりにしたのかも知れないと思いもするが、胸のどこかで、終わりになんて踏み切れる筈は無いと燻るものがある。。残り火。

    彼の柔らかな唇。
    ソフトな微風を吹かせて私を愛撫する彼の大きな男らしい手指。
    彼は、正しく私にとって最高の。。
    次の言葉に迷ってしまうが、敢えて恋人と言おう。彼は私の全てを愛してくれたと思う。私の涙も笑顔も、どうしようもなく情け無い私や、弱い私も。

    そして、私は、彼の前では、とても素になれた。もちろん素直じゃなくて拗ねたりもしたけれど、絶対的に彼の前では、私は、女だったのだ。 ただの恋してる女だったと思う。

    彼を想って胸を熱くした私は、ひとりの恋する女だった。いつでも彼の名前をひとりごちたものだった。 その歳月は私の体に染み付いていて、決して消える事は無い筈だ。。だから、いまだに、彼が本当に終わりにしたのか?信じられないのかもしれない。

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