『箱男』
主演:永瀬正敏　監督:石井岳龍　原作:安部工房
この前ユーロスペースで観てきました〜
映画館、とても雰囲気のある場所でまた行きたいです。
作品の内容ですが、正直、理解しようとして観るのは違うような感じでした（ねこ法師には難しかった､､）
匿名で一方的に見守るSNSが流行する現代社会への問いかけとも言われる作品。そうした観点からも面白い作品でしたが、わたしは「本物」を求めるという点から、この作品を観ていました。
本物を求める事と、一番になることは違うということは理解のうえ、ここでは勝手に「一番になること」に重ね、置き換えて語ります。
好きな事でも得意な事でも、自分が1番だと自信をもって言えるものってありますか､､？
わたしはそういうものがなく、なんにでもいつも誰かに「負けて」いるという感覚があります（そもそも戦いにすら行ってないのですが😥笑）。
本当は本物かどうかなんてたいした問題じゃないのに、誰かと比較するものじゃないのに、やっぱり認められたいと思ってしまうんですね。そんな本物を求めて苦悩の泥沼にハマってく、その感覚を箱男の姿に感じていました。
そんなものに捉われないぐらい余裕のある人間になれたらいいなという言葉を言いたいところですが、ねこ法師も箱男のように本物や、絶対的な1番を求めて、どろどろになって生きていきたいですね。