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from: 大地の芸術祭スタッフさん
2025/01/23 11:53:43
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大人気のツアー! 大地の芸術祭 お仕事図鑑②
みなさん、こんにちは。
冬の間は空が鉛色の毎日が続く越後妻有ですが、本日の空は快晴でした。
豪雪地の晴れ間は、大変嬉しい瞬間です。
まつだい「農舞台」もすっぽりと雪に埋まってます。
さて、前回に引き続き「お仕事図鑑シリーズ」第2弾です。
大地の芸術祭を十日町市・津南町とともに企画運営しているNPO法人越後妻有里山協働機構は、芸術祭の作品や施設を管理・運営し、地元出身者や県内外からの移住スタッフで構成された団体です。3年に1度の芸術祭はもちろん、通年で作品施設の制作や運営、作品メンテナンス、企画展・イベントの開催、農業、ツアー、グッズやお米の販売、食宿泊施設運営、広報など多くの仕事を担っています。
第2弾は、海外からも人気のツアーの造成・運行、務めるツアーチームのお仕事に密着。このチームは、現在4名で業務を行っています。直接お客様と関わりながら、芸術祭の魅力を発信しています。
①ツアー造成・運行
年間を通して越後妻有のアートを巡るツアーを企画し、芸術祭HPにて販売します。ツアーで行く先の作品や食施設との調整も大切。個別の希望にあわせたカスタマイズツアーも行っています。
ツアーで立ち寄る食施設との連携は欠かせません。アート兼レストラン「うぶすなの家」のお母さんたちのお見送りは心温まるおもてなしです。
「うぶすなの家」 Photo by Nakamura Osamu
お客様を乗せ、大切な交通手段であるバスを地元の観光会社から手配します。
Photo by Nakamura Osamu
カスタマイズツアーでは、棚田での田植え体験を行程に組み込むことも。越後妻有の特色を存分に生かしたツアー造成をしています。
②ツアーガイド
ツアー当日はガイドも務めます。お客様に作家の想いをしっかりと伝えられるよう、作品をよく理解するのはもちろん、制作時のエピソードや地域の歴史・特徴を学び、芸術祭が生まれた背景やその魅力を伝えます。
お客様の反応を間近で感じることができます。
Photo by Nakamura Osamu
バスでは、車窓から見える雪国ならではの農法や家のつくり、集落がひらかれていった歴史などもお話しします。ガイドによって個性もさまざま。このガイドの面白さがツアーの大きな魅力です。
Photo by Nakamura Osamu
大地の芸術祭を支えるサポーター「こへび隊」がガイドを務めることもあります。ガイドの育成や研修なども行います。ツアーチームだけでなく、「こへび隊」ともタッグを組んで、ツアーを運行しています。
台湾や中国など、海外の団体のお客様もたくさんツアーに参加してくださいます。
③特設案内所での業務
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」では越後湯沢駅の構内に案内所が特設されました。ここでは、芸術祭のご案内とともに、ツアーの受付をします。
海外のお客様が多いため、英語・中国語がとても役立つ場です。
Photo by Nakamura Osamu
大地の芸術祭バナーが越後湯沢駅をジャック!
Photo by Nakamura Osamu
④林間学校
小中学生を対象とした林間学校も行っています。もともと2011年に被災地・都市・地元の子どもたちが参加できるコンテンツとして生まれたプログラムで、今では全国から参加があり、毎年夏・冬に開催されています。それぞれの季節を生かしたコンテンツで、毎回参加をしてくれる常連のキッズもいます。
Photo by Nakamura Osamu
⑤雪見御膳付きオフィシャルツアー
越後妻有の冬の一大イベントとなっているツアー参加者限定「雪見御膳」付きオフィシャルツアー。地域のお母さんたちとともに、伝統の漆器と地域の「ハレ」の日のごちそうで、お客様をもてなします。
お母さんたちと何度も打ち合わせを重ねて、本番を迎えます。
Photo by Nakamura Osamu
メニューは地域によってさまざま。昔は冠婚葬祭が各家で行われており、漆器がどの家にもありました。捨てられずとってあった漆器で、越後妻有のごっつぉ(ごちそう)が食べられます。
Photo by Yanagi Ayumi
NPOのスタッフも、お母さんたちと同じ装いでおもてなし。
今年度は12集落での開催です。雪見御膳付きオフィシャルツアーのお申し込みはこちらから!↓
https://www.echigo-tsumari.jp/visit/v_category/tour/
第2弾のツアーのお仕事特集、いかがでしたか?
近年、海外のお客様にたくさん来ていただいている背景があり、英語や中国語のスキルが大活躍するお仕事です。ご興味がある方はぜひご連絡ください。
NPO法人越後妻有里山協働機構 TEL 025‐761‐7749 -
from: 大地の芸術祭スタッフさん
2025/01/15 11:04:20
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【推しトピ】大地の芸術祭 お仕事図鑑①
あけましておめでとうございます。
本年も皆さんとの交流を楽しみにしております。
雪の多い年末年始となりました。多いところでは150㎝を超える積雪があります。
屋外作品は、真っ白な雪とのコラボレーションが楽しめる季節です。
「ブラックシンボル」サンティアゴ・シエラ
さて、今回は「大地の芸術祭 お仕事図鑑シリーズ」の第1弾です。
大地の芸術祭を十日町市・津南町とともに企画運営しているNPO法人越後妻有里山協働機構は、芸術祭の作品や施設を管理・運営し、地元出身者や県内外からの移住スタッフで構成された団体です。3年に1度の芸術祭はもちろん、通年で作品施設運営や、作品メンテナンス、企画展・イベントの開催、農業、ツアー、グッズやお米の販売、食宿泊施設運営、広報など多くの仕事を担っています。
第1弾は、作品の管理を担う、いわば「縁の下の力持ち」であるメンテナンスチームのお仕事をクローズアップします。このチームは、現在アルバイトさん1名を含む、5名のチームで業務を行っています。トリエンナーレや通年の企画展での作品制作を兼務することも多いです。
①草刈り
お客様が安全・快適に作品巡りができるよう、草刈りをします。夏は草が伸びるスピードが早く、作品数も多いため、大忙し。
《Before》↓↓
《After》お客さまが草むらを歩かなくてもいいように草が刈られ、スッキリしました。
②作品修繕
壊れたり傷がついてしまった作品を修復するのも大切な仕事の1つです。この修復作業を通して作家さんの想いを、お客さまに伝えられるよう努めます。
手先を使った緻密な作業もあります。
ふいごの修繕作業
「Air for Everyone」アン・ハミルトン
壁面の塗装作業
「もうひとつの特異点」アントニー・ゴームリー
照明の修復作業
「THE BIRTH OF THE SPRING」ジョゼ・デ・ギマランイス
③作品清掃
休館日を利用して、お客様が快適に作品鑑賞ができるように清掃します。
《Before》「Kiss & Goodbye」ジミー・リャオ(幾米)土市駅 ↓↓
《After》作品の材質に合わせて、洗浄方法もさまざまです。高圧洗浄機できれいになって、より一層かわいらしくなりました。
蜘蛛の巣取りや床の掃除は、定期的に行います。
②雪囲い
冬の間に雪の重さで作品がつぶれないよう、さまざまな方法で保護します。グリーンシーズンの作品公開が終了してから雪が降るまでの間に急ピッチで行われる作業です。
木の板をはめて玄関のドアや窓が割れるのを保護します。
地元の皆さんと一緒に作業をすることも多いです。
①雪かき
雪かきをする作品にたどり着くまでも一苦労。かんじきやスノーシューを履きます。
Photo by Nakamura Osamu
雪は水分を含むととても重くなります。しかし、雪国の人々は、てこの原理を上手く利用して、サクサクと雪を片付けていきます。
Photo by Nakamura Osamu
屋根の上から見る世界には、どんな景色が広がっているのでしょうか。
Photo by Nakamura Osamu
雪かきを終えたヒーローたちで記念撮影です。
Photo by Nakamura Osamu
お仕事図鑑シリーズの第1弾、いかがでしたでしょうか?
次回も、芸術祭を支える意外なお仕事をご紹介していきますのでお楽しみに。
「そんな仕事があったのか!」「思っていたより地味な作業がたくさんあった」などなど、皆さまからの感想やコメントをお待ちしております。
from: のんちゃんさん
2025/04/05 09:52:58
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ユニークで興味ある企画ですね。楽しみにしています。