元日や　

　　　　　上々吉の　

　　　　　　　　　　　浅黄空

　　　小林一茶


元日の日ですね

この上なく縁起が良いことに

天気のいい浅黄色の空が広がっている



「上々吉」は「この上なく縁起が良い」

「浅黄空」とは藍色に近い深い青色のことです

新年早々に縁起が良い天気であると喜んでいます



新月さん

あけましておめでとうございます

良い一年となりますように

　　　　　鏡花水月

白足袋の　

　　　よごれ尽せし　

　　　　　　　　　　　　師走哉

　　　　　　　　正岡子規




白い足袋が汚れ尽くすほどに…
師走の忙しなさが伝わります

忙しない日々です
新月さんもお体に気をつけてください

　　　　鏡花水月

いくたびも　

　　　　雪の深さを　

　　　　　　　　　たずねけり

　　　　　　　　　　　　正岡子規

子規が病床にあっての句と言われています
外の様子を伺いたく、何度も家人に確認す


雪の深さを確認する事で、安心する自分がいるのでしょう
とても切ないものを感じます

　　　　　鏡花水月

早いもので11月になりました
年が変わって10ヶ月、ただただ時間だけが過ぎて行ったような気がします
歳を取るたびに時間の流れが早くなってきているように思います

今日は新月ですね
月初めの日からお月さまが大きくなっていく、それだけのことなのですが…
惰性で生きているような平凡な毎日、寂しいですがこんな事でも嬉しく思える今日この頃です

今朝、お月さまが顔をのぞかせてくれたのはたぶん5時半くらい、月の入りは16時半くらいですので、新月周りのか細いお月さまは日中に見ることができます
といっても、お日さまが出ているのでなかなか見ることができないんですけどね

ぽかぽかと風が当たらない場所でのひなたぼっこにもいい季節ですので、ぼぅ～っとお月さまを探してみるのもいいかもです

今日も素敵な一日をお過ごしください

同じ月を見ている

なにげに夜空を見上げて
秋の夜に浮かぶ月を見た

月を見て思い浮かぶ
君の横顔を

優しい月灯りは
優しく私を見守っていてくれるよう

君は今どうしているだろうか
月を見るたびに想う

きっと
同じ月を見ている

そう信じて
今を生きている

　　　　　　　　鏡花水月